用地仕入

仲介業者や金融機関との情報交換にて、用地の情報を取得します。限られた売却情報の中でプロジェクト化できそうな情報を取得することは容易ではなく、粘り強く営業先と関係構築する力が求められます。自らのネットワークを強化するため、試行錯誤しながら営業活動を行うこともポイントの一つです。

企画・検討

検討できそうな用地の情報を仕入れることができたら、詳細な企画・検討作業を行います。各種法令・条例による規制、マーケットの特性、競合物件などを考慮しながら間取りや賃料などを設定し企画。社内会議に上程します。競合他社に負けないよう、スピード感を持った作業が求められます。

契約・決済

社内会議での承認が下りたら、いよいよ契約準備に入ります。契約にあたり、売主や仲介業者と諸条件の確認・交渉を詰めていきます。その先に待ち受ける、「“億”単位の契約・決済を交わす瞬間」は、まさに緊張の一瞬。無事に契約・決済が行えた時の喜びはひとしおです。

設計業務

契約・決済が無事に完了し用地取得が行えたら、いよいよ物件の開発に着手します。サムティは事業主として、全体の工程管理を中心に行い、実際の設計や施工はアウトソーシング（外部委託）を行っています。設計業務の中でも、S-RESIDENCEのエントランスや外観は特にこだわりを持っている箇所であるため、設計担当者が直接設計を手掛けています。

開発業務

近隣対策や電波障害対策など、マンションの建築を進めていく上で円滑に進捗するよう管理を行います。1つの賃貸マンションを作り上げるのに、関係する会社は50社以上、担当者は100名以上といわれます。サムティは事業主の立場としてその数多くの人々を統括していくため、大きな責任が伴う業務です。

竣工

用地取得から竣工（建物が完成すること）まで、要する期間は2年半～3年ほど。長い年月をかけ、ようやく地図に残る物件になるのです。物件が竣工しても、事業主としての目線で行う竣工検査や施工会社から物件を引き受ける引受業務などがあり、最後まで気を緩めることはできません。

売却

完成した物件は、1棟丸ごと（数棟まとめて）売却を行います。売却する先は、企業やファンド、グループ会社の運営するREITなどの法人顧客。不動産や金融のプロを相手に物件の売却を持ちかけ、売買契約を成立させることは容易ではありませんが、規模の大きいものであれば数十億～数百億のキャピタルゲインを創出する、会社の利益に直結するセクションです。

運用

一般的な不動産ビジネスであれば、物件を売却してしまえばそこでその不動産とのかかわりは途絶えてしまいます。しかしサムティホールディングスでは、売却後においても、グループ会社にて対象不動産の運用や管理を受託し手数料収入を得ることができるため、インカムゲインを永続的に獲得できます。売却後も不動産の価値の最大化を図るため試行錯誤することが求められます。